音あそび教室
Contents ごあいさつ音体操学会音体操のご紹介イベント情報
メールはこちら エッセイ社会人教室業務案内会社案内Topへ
風雅こまち随筆集
株式会社音あそび教室
代表取締役
佐々木 菜穂子
(ペンネーム 風雅こまち)
夢の話-最新号
夢の話-バックナンバー
東京新聞コラム「電脳人」より
新ご用聞き時代
佐々木 菜穂子

 「まいどー、三河屋でーす」「あーら、サブちゃん」。サザエさんでおなじみのシーンだ。酒やしょうゆなどを届けては次回の注文をとる、このようなスタイルはもう昔の話と思っていたが、パソコンはどうやら二十一世紀の三河屋さんになりそうだ。

 俳優の故加東大介さんの戦争体験記が復刻された。近くの図書館で自宅検索&予約が可能になったというので、試してみた。登録は貸し出しカードの番号と同じで、手続きは難なくクリア。書名の「南の島に雪が降る」を入力し、検索スタート。その図書館にはないが、同じ区内の図書館に二冊ある。さっそく予約。翌日夕方、到着したとのメールが着いた。

 保育園でのスピーチに、「八郎」の絵本が必要になり、本屋さんに予約した。小さな書店だが、電子化で業務がスピードアップし、在庫があれば当日の夕方か翌日には届く。ネットで本の評判を見てから購入する場合も、宅配か、近くのコンビニで受け取る、など使い分けて利用している。

 外国の児童書や民族音楽などの研究用CDが書店の棚から消え、この先どうなるかと危ぐしていたが、図書館のネットワーク化やインターネットショッピングで救われている。店に商品を並べるコストをかけず直接お客に届けるという、ご用聞きのスタイルが新技術で生まれ変わった。

 インターネットのご用聞きは買い物だけではない。手術後の自宅療養中は、保育料や家賃の振り込みをした。何より心を支えてくれたのはネットコミュニケーション。田舎の同級生から「お子さん、ピアノの発表会があるのね。よかったら使って」と、靴や衣服のおさがりをもらったことも。

 あなたの台所に“三河屋さん”はいますか。(ささき・なおこ=音あそび教室代表)

Copyright 2006 Otoasobi-School , All Right Reserved.