音あそび教室
Contents ごあいさつ音体操学会音体操のご紹介イベント情報
メールはこちら エッセイ社会人教室業務案内会社案内Topへ
風雅こまち随筆集
株式会社音あそび教室
代表取締役
佐々木 菜穂子
(ペンネーム 風雅こまち)
夢の話-最新号
夢の話-バックナンバー
東京新聞コラム「電脳人」より
プログラムを作ろう
佐々木 菜穂子

 シューシュー。殺虫剤のスプレーを浴びた虫たちが、次々と空中から落下する。

 このゲームを制作したのは、東京・杉並区立和田小学校の生徒。子どもたちはまるで、魔法使いが呪文(じゅもん)をかけるようにしてプログラムを作り上げていた。

 子どもがプログラムを組める秘密は「スクイーク」というソフト。コンピューターに命令する言葉が簡単な日本語になっている。たとえば、ヘビの絵に「〇〇の声で××の絵は動く」というプログラムを組み込むと、声に合わせてヘビが伸びたり縮んだりする。

 和田小の「土曜楽校」では、子どもたちがスクイークを使ってプログラミングを楽しんでいる。活動母体は、保護者と地域と学校で結成した「和田っ子土曜楽校を支える会」。

 この日はピンポンゲーム作りで、集まった子どもは一年から六年まで約二十人。校長先生が丁寧に説明し、補佐役に副校長先生やヒューレット・パッカード社のボランティア、大学生など八人。

 「十五匹に虫を増やしたら、無敵になっちゃった!」。頭を抱える六年生が、講師と相談して不要な命令を削除したところ、一件落着した。
「子どもは思わぬ操作をしますから、私たちも勉強になります」と講師。プログラミングは創造力をはぐくむ。コンピューターと人間との対話を通じ、構成する力を鍛えてくれるのだ。

 私も自宅に帰って、パソコンでプログラミングに挑戦した。ディスプレー上で、ジャガイモ、ニンジン、タマネギを鍋に入れると、野菜が踊り出してカレーライスができあがり。

 ゲームはできたが、パソコンにかかりっきりの私に、娘が一言。「ママ、ご飯まだぁ!」

 (ささき・なおこ=音あそび教室代表)

Copyright 2006 Otoasobi-School , All Right Reserved.